産後の気持ちのアップダウンの話②

Pipa子です。前回に引き続き、プチParental鬱について。

ムスコくんが1歳になるくらいの時期から、プチParental鬱が突然やってきました。とにかくムスコくんの泣き声や叫び声が辛い、寝かしつけがうまくいかないだけで気持ちがどんどん追い詰められて涙が出てくる、夜泣きが始まると思考がフリーズして涙が出て動けない…

要因は恐らく4つ;

  1. 自己肯定感の急低下
  2. 休日のない24/7稼働
  3. すべての活動にかかる金銭的・精神的コストの増加
  4. 仕事復帰のプレッシャー

プチ鬱真っ只中にいるときは、冷静に「何が辛いのか」「何を変えたら解決するのか」などを考える余裕はないことが大半だと思います。そんな方々にとって、「あ、もしかしたら私はこれが辛いと思っているのかなー」と考えるきっかけになれば嬉しいです。

今日は2. 休日のない24/7稼働 と3. すべての活動にかかる金銭的・精神的コストの増加 について。
1. 自己肯定感の急低下 については、前回の記事をご参照ください。

2. 休日のない24/7稼働

親になると、特に幼児のうちは、24/7の稼働になりがちです。

子無しの頃は例え平日が仕事で忙殺されていても、土日は少し寝坊ができたり、平日だってたまには自分の匙加減で、ランチを少し遅くしようとか、今日はもう切り上げて作業を明日に回そうとかいう調整をしていると思います。

ところが、乳幼児との暮らしはなかなかそうはいきません。1日7-8回の授乳や5回の食事・オムツ替え・夜泣きの対応…これら諸々は平日であろうと休日であろうと祝日であろうとランダムに発生します。

正直、タスク量そのものを比較するのであれば、フルタイムの仕事をしていた頃の方が量は多かっただろうと思います。
育休中は、平日の昼間ムスコくんが昼寝中に私も昼寝をしたり、ムスコくんが寝た後にドラマを見たり(夜泣きによる中断は折り込み済み)する余裕もありました。
(※ただし、家事を半分程度アウトソースしていたからこそこのような余裕があったとも言えます。)
ただ、会社員生活と圧倒的に違うのはやはり土日が存在しないこと。このメリハリの無い生活が私にとっては思いの外堪えました。

会社員生活と専業親生活、どちらが辛いかを比較するのはそもそもナンセンスだと思います。
フリーランサーと雇われ会社員、もしくは大企業勤務とスタートアップ勤務、どちらが辛いかという議論同様、結論は「どちらもそれぞれ異なる苦労がある」です。

ただ、専業の親には専業の親の、経験しなければ分かりにくい大変さがあるということです。

3. すべての活動にかかる金銭的・精神的コストの増加

子供がいない頃は、1日24時間全て自分自身のための時間でした。
しかも、その時間を使うのに機会損失以外のコストは掛からなかった。

しかし、子供ができて、24時間365日誰かが必ず見ていなければならないとなると状況は変わります。1時間ジムに行きたい、朝少し長く寝たい、友達とご飯に行きたい、夫くんとデートをしたい、と思ったとき、必ずコストがかかるようになります。

例えばベビーシッター代。
シッターさんにアウトソースしない場合でも、例えば夫くんや祖父母にムスコくんを頼む場合、「誰かの時間」を犠牲にしないと私のしたいことができない、ということになります。
これも私にとっては立派な「精神的コスト」になりました。
特に夫くんはフルタイムで仕事をしている上に家事やムスコくんの世話も一生懸命やっていたので、夜の時間や休日の時間を必要以上に潰すことには申し訳なさがありました。

ベビーシッターさんを頼めば、やりたいことはいくらでもできることはわかっているし、たまにはそうする金銭的余裕が多少はあることもわかっていました。
それでもやはり、以前はゼロコストでできていたことに対して、今は何故こんなに高いコストを払わなければならないのかという思いが払拭しきれませんでした。

また、いざシッターさんを頼んだり夫くんに見てもらったりすると、「せっかくコストを掛けたこの3時間を有効に有意義に使わなければ」というこれまでにないプレッシャーに疲れてしまうということも多々ありました。

考え方はそうそうすぐには変わりませんが、解決策は「割り切ってコストをかける」しか無いので、現在は昼間は保育園、夜に夫婦で出かけたい場合はベビーシッターさんをお願いしています。

最後に

プチ鬱の時期は、前回の①自己肯定感の急低下に加え、上記のような要因から息抜きをすることが難しくなり、どんどんと負のスパイラルに陥っていきました。

どの程度金銭的な余裕や周囲のサポートがあるかにもよるとは思いますが、子供が乳幼児の間は少しコストをかけて、休んだりジムに行ったりデートをしたり遊びに行ったりする時間を確保するべきなのだな、と今では実感しています。

プチ鬱の要因④については次回にまた。

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